何故、に別れをつげたのか



まったく分からない










同じようで違う道






ただ、といると胸が締め付けられるような苦しさを覚え




素直に物事を言えなくなる




手を伸ばしてその、小さな手をつかみたい衝動に駆られるのに




なかなか、実行に移すことができない












気づけば


オレの手が届かないところにアイツが居るような気がした







オレの道の遥か前を通るの道をが駆け足で行ってしまったようで






隣にアイツはいない





今、走らなければもうきっと追いつけない。と思ったのに




足は鉛のように重くて





今までに合わせて歩いたスピードが自分にはあってなかったようで




アイツが隣にいれば、疲れるのだと思った










だから、別れたのかもしれない












だけど

    本当はどうでもいいのかもしれない









アイツが隣にいるから、疲れても




それはそれで、うれしいかもしれない



これから2人で歩いて、お互い疲れないスピードを探せば良かったのかもしれない






遅く


遅く


遅く




歩いて、そしてたまには



速くあるいたりして



2人でいつまでも



ゆっくり


ゆっくり


ゆっくり




歩けばよかったのかもしれない








何故別れたのだろうか






「日吉」




「あ、ああ鳳か。何だ」





「最近部活に集中してないみたいだけど、どうかした?」



「いや、特に」





アイツが隣にいないからだ









「そ。」













オレの遥か先にアイツはいる




もうどんなに手を伸ばしても、届かない













オレが走ればいいだけのことだ



突き放してしまった今、アイツを追いかける権利などオレにはない





−いつかオレにシメシが付いたとき、立ち止まって待っていてはくれないか?−