―何で諦めれないの?―





友達にそういわれた





そんなの



答えは決まってるじゃない






好きだから








         
きっと









彼女がいても







諦めれない理由は好きだから







たぶん





あなたが彼女を好きになる前から





好きだった






「ウザい」






「え?」







の性格は駄目だよ。



 そりゃ、一途で頑固って愛にはいいかもしれないけどさぁ


 彼女がいるにもかかわらず、好きだって言ってくる女子ってウザいよ?」






「はっきし、言うね。は…」






「直球が私の長所だからね!」










「ウザいって言われてもね…簡単には諦めれないんだ」







どんなに相手から嫌われようと





好きなものは好き







簡単に諦めれるほど






ちっちゃい恋をした覚えなんてない








簡単に諦めれるくらいなら







とっくに諦めてる












「長太…「ちょーたろー!!」」












「あ、先パイ」











私が呼びかけたのに






長太郎の彼女さん




もとい




氷帝学園テニス部マネージャーさんに







その言葉は消された









「跡部から伝言!

 
 今日は正レギュラーだけでミーティングするから、部室に来いってさ」








「はい、分かりました」








さばさばっていうか









なんというか…






少なくともそのへんにいる




女子たちよりかはずっとネチネチしてない感じ












公認のカップル








「あ、





「え?あ?」






「どうした?」






「あ、ちょっと顔みたから…呼び止めただけ!


 長太郎の彼女さん、美人というかカワイイねー」






「…」






「あれ?なんで黙る―」













見たこともない表情で










も、俺達の仲…認めてるの?」










ドキっとした









「…へ?あ、うん。モチあたぼーだよ!」








「……オレは」










「?」









「ずっと…」










「ずっと…?」








聞き返したら




熟れたイチゴみたいにまっかになって









が好きなんだ」







長太郎は言った








が好きなんだ―が好きなんだ―が好きなんだ…








何度も何度もあたまのなかで




リピートされて








十回目ぐらいのときに



やっとその言葉の意味が理解できた










「は?」






「だから、のことが―」






「それ以上は言わなくてもいいけど…


 長太郎、彼女いるでしょ?」








「彼女、じゃない…」







「へ」








「告白はされたけど…断ったし。


 カップルっていうのは、先パイたちが勝手に言ってるだけで…」











「え、でも…すっごく仲良い」






「先パイは誰でもああいうかんじ。


 で、の返事は?」







「もちろん、私もだけど…」












ギューって本当に音がたちそうになるくらい





長太郎は私のことをだきしめた














fin