君はいつでも笑っていた
泣いてもいいときだって
笑っていたよね
だから、
きみの笑顔はオレが守らなきゃ
って思ったんだ
君に誓うよ
君に、逢いたい
君はオレのこと
覚えてる?
「記憶、喪失…?」
試合の応援に来てくれたこと
勝ったとき、一緒に喜んでくれた
オレは今でも君との思い出を
昨日のことのように覚えているよ?
「あなた、誰?」
初めてあったのは中学1年生になったばかりの入学式だったよね
席番号順なのに、間違って隣に君は座った
そのあと教室でも、隣で
何度席替えをしても、クラス替えをしても
きみは、必ずオレの隣だった
君の隣がオレのポジションだったんだ
「ただの、友達だよ」
君は笑わなくなった
どうして?記憶が無いから不安なの?
「本当はあなたが私の一番大切な人かもしれないのに
何も覚えてない、自分が怖いの」
うれしかったよ?
もしもオレまで記憶を亡くしたとしても
きっと互いに大切な人だって、分かる
そんな気がした
「滋郎、くん」
「?」
笑っていたきみが
笑わなくなって
泣いてばかりだった
「滋郎くん、滋郎くん!!
思い出したっっ滋郎くんだよ!」
僕は怖かった
一生君が
笑わなくなるんじゃないかって
気が気でならなかった
「っ!」
「ごめんねっ滋郎くんっ…
ごめんねごめんね」
「謝らなくて、いーよ」
もう一度、君がぼくの隣で笑ってくれるなら
それだけで、いい