「ブンちゃん、ハイっはっぴーばすでぃ!!」





「サンキュー」






                    
甘味料







絞め殺したい…


目の前にいる彼氏の首を絞めたい







「ぁ、丸井先輩…コレどうぞ!」





「え?いいの?マジありがとっ」









彼女の前で他のコから誕生日プレゼント





貰う!?








信じらんない





「くれるよな?」




「何を」






「持ってるんだろぃ?プレゼント。」





「持ってますよ」




ちゃんとかばんのなかに入ってますよ



あなたへの誕生日プレゼント!





一生懸命つくったケーキが!






たぶん、いやきっと


誕生日には女の子からイヤってほどケーキとか



甘いものを貰うから





だから




ちゃんとカロリー計算して作ったケーキが









入ってますよ。





「はい、どー―――ぞっ!!!!」








おもいっきし顔にぶちまけてやった




箱から取り出したケーキを







ブン太に







当たり前のことなんだけど




ブン太の顔はクリームまみれで





「何すんだヨ!!」





怒らした







「そんなの、自分の胸に手をあててよーく考えなさい!」









ボケボケボケボケ!






何も彼女の前で




しかも満面の笑顔で







女のコからプレゼントをもらわなくったって





いいじゃない!!









「どうしたんじゃ?






「詐欺師…」








「仁王じゃ」










「ブン太がね、他の女のコからプレゼント貰ってたの

 私の目の前ですっごくうれしそうに…


 で、挙句の果てには私からも貰おうとして




 ケーキを顔にぶちまけて逃げてきました」




「…。やるのぅ」






「女のコから貰うのに、イヤ気があるんじゃないよ?


 ただ、彼女の目の前ですっごくうれしそうに貰ったってことにイラついたの



 私からもプレゼントを貰おうとして【あー、この人はプレゼントを貰えるんなら彼女でもクラスメイトでもいいんだ】って


 思った」







「……」






「なんか頑張ってプレゼントをつくった私が馬鹿みたいじゃない?」












視界が影でおおわれて








丸井ブン太と私、と、仁王雅治に






嵐がやってきた