この物語は、超オレ様な男と
自らを女王とよぶ女の壮絶なる血で血を洗う戦いを記した物語である
生まれてきてくれて Thanks you!
「絶対に今日こそ負けて溜まるものですかー!!!」
「今日こそは決着つけてやるよ。モチロンオレ様の勝ち、でな」
「女王様が勝つに決まってるじゃない。馬鹿王様」
戦法は、校庭をどちらが先に20周出来るか。
男子テニス部部長と女子テニス部部長のガチンコバトルである。
女王の名は、。
王の名は、跡部景吾。
どちらも自尊心が高く、位を譲れない立場である
「今日も同着ー」
「おつかれー」
「同着じゃ、駄目なの!!勝たなきゃ!!」
じゃないと、いつまでたっても決心がかたまらない!!!
「ンでそんなに執着すんだよ」
ケエゴに告白するために、ワタシは勝つの
「アンタなんかにいつまでも負けてたら、前に進めないからよ」
「負けてもいねーじゃねぇか。オレと張り合えるのはお前ぐらいだぞ??」
「駄目なの、決着をつけなきゃ
私自身に勝つために」
いつまでたっても友達じゃ、いつか誰かに取られちゃうから
近い未来のうちに勝たなきゃいけない
「バーカ、がオレに勝てる日もオレがに勝てる日も一生こねぇよ
オレ様に、負ける気も勝つ気もないからだ」
「はァ!?意味分かんない。
毎日勝負してるのは、決着をつけるためでしょ??勝つ気じゃないのなら意味ないじゃない」
「気付けよ…」
「何を」
「何でもねぇ」
気持ちが焦り始めた私は、毎日ケエゴが帰った後
夜間練習と称して走り続けた
テニスも頑張った
いつかケエゴに足だけじゃなく、テニスでも勝てる様に
そして、練習を積み重ねたことにより、自信がついた
−今ならケエゴに勝てる
「ケエゴ、今日の放課後勝負!!」
「は!?雨降ってるじゃねぇかよ…アーン?オレ様に濡れろとでも言うのかよ」
「違う。
今ならケエゴに勝てる気がする。だからお願い」
「…ちッしゃぁねぇな。
いいか??危険だと思ったら即中止だからな?」
「うん。
ケエゴ…有り難う」
「ったく…
それより、具合は大丈夫なのかよ、顔色わるいぜ??」
「大丈夫大丈夫。
ちょっとだけ疲れちゃったみたい」
「?」
「なんか、雨つようなってへん??」
「気のせいきの所為。
さぁ、ケエゴ勝負」
「いつでもいいぜ」
「それでわ、位置についてや。
ルールは毎回同じ。先に20周走り終えた方が勝ち…にしようと思っとったんやけど生憎、この雨や
今日は10周。ほな行くでぇ
レディー…ゴー」
やば…力入んない
意識もはっきりしないし
「おい、本当に大丈夫かよ?」
「うん…ナントカ」
「ナントカ、じゃねぇだろーが。
おい!忍足ッ!!」
「ヤダ…絶対ケエゴに勝ってやる」
「何やの??」
「クソ…何でもねえ…」
(お前の自尊心は、認めてやる…だけど…お前のしていることは無駄なんだよ)
あと…3周?
「…い!おい!ッ!?」
−
「…あー、倒れたんだ、私」
「ったく…無茶すんな、っつったろーが」
「…だって、跡部に勝ちたかったんだもん」
「『だもん』とか使うんじゃねーよ
お前には似合わねぇ」
「…」
「それに、そこまでお前を勝敗に執着させる原因はなんだ?」
「…
ケエゴに…「告白するためだろ?」
「!?、何で知ってんの!?」
「バーカ、オレ様のインサイトなめんな。
それくらいお見通しだ」
「で、返事は?」
「…お前がオレ様のことを好きだって知りながら、オレは離れなかった
それで考えろ」
「…それってさ、跡部も好きってこと?」
「言わせるな」
「顔真っ赤〜。カッワイー!」
「男にカワイイ言うんじゃねぇ!!」
「…あーあ、跡部にまた負けも勝ちもしなかったなぁ」
「バカか?
オレはずっとお前に勝てたことねぇよ」
/−HEVEN より、-の部分。
(ダッシュして手に入れたモノは、幸せという名の愛でした)