ウソってどのくらい重いんだろう




測ってみたい
とか



思ったりしてみた



あのころの僕ら




                       
僕ら、きっと





「じゃぁ、負けたは罰ゲーム!」



「え、ば、罰ゲームっ?」





「じゃぁ、今からこの教室に初めて入った人に告白ー」




「だ、駄目だよ!

 もし、私の好きな人じゃなかったらどうするの!?」




「相手が断るのを願うのみ!

 okだったらそのままつきあっちゃえー!!」





本当には軽い冗談だったと思う。








教室に入ってきたのは





越前くんだった





「え、越前くんっ」



「何?」




「す、すすすすす好きですっ

 付き合ってください!」








私も冗談のつもりだった




「いいよ」





だから
断ってもらえると信じていたんだ






偽り




偽善者







うそつき





とにかく
怖かった





手をつなぐことを
拒み




触れることすら
イヤがった





「ねぇ、




「な、なに?」






振り返った拍子に
唇と唇が触れた




拒絶で
ポロポロと
涙をこぼしてしまった




?」






「ごめんな、さい…」






「?」





「私、越前くんのこと、本当は好きじゃ…ない」



「え」





「罰ゲームだったの。

 あの日、教室にはじめて入ってきたひとに告白する、ゲームだったの

 まさか本当にOKだとは思わなくて」





「…」




「ごめんなさい」





越前くんの目から
、少し塩分を含んだ水があふれた






「手をつなぐのを拒んだのも触れることを嫌がったのも

 はオレのことを好きじゃないから?」




「…」




「分かった。

 じゃぁ、今すぐ分かれようよ。

 今日から恋人は終わり、もうただの知り合い」




「…」





「じゃぁね、クラスメイトAさん」













中学1年生の夏







僕らはとても切ない恋におちた










結局、私はリョーマくんを傷つけて





大切な心を掻き毟った










あの日からもう3年がたつよ









今は、罰ゲームで付き合いはじめたわけじゃない






そう




本気で大好きな君が





隣にいるんだ







 
【ね、越前くん。私と付き合ってください】


 【また、罰ゲーム?】




 【ううん、今度は本当の私の気持ち】










【オレも同じこと考えてた】








【付き合おうよ】








fin