「仁王先パイ…。


 誰にも言わないでくだサイよ?」










  
 ビリービングラビング。











は女ッス。



 小さい頃、遊んでるときに大怪我をして記憶をなくした。



 の本名は。相思相愛だったんスけど、当時オレの親との親はすっげー仲わるくって、禁断の愛みたいな


 そんな感じでした。ンで記憶喪失になったことをいいことに、の親はを男として育て始めました。


 生物学上は女、だけど教育は男として育てられ、戸籍も男ッス。




 ただ、あいつ…は、なんも知らないんで秘密にしてください」













「…本当か?」












の親にいわれたんッスよ…の親が交通事故でなくなる直前に『同じ男同士としてと仲良くしてやってくれ』って。





 オレは、を好きになっちゃいけないから…チョッカイだすんです」














「………じゃぁ、オレが奪ってもよか?」









「…いいッスよ」










「冗談きに。」












「冗談でもいいんで、奪って下さい」





「は?」






「じゃないとオレは一生、アイツを好きなままだ。



 を好きなのか、を好きなのか、分からない。





 冗談でもいいから、アイツをオレから奪って下さい



 そうすれば、この気持ちにオワリがくる」







「好きなら好きでええじゃろ。



 もう、邪魔するものもいないけぇ」




「気持ち、ッスよ。



 は自分のことを男と思っているから、オレが好きだと言っても拒絶するだろうし」









の親の次は、自信が邪魔するんだ




女だったころの、はもういない







という男しかいない





愛してはいけない存在だけしか、ないんだ











好きなのは、



同じ人間なのに、違う性別




オレらが会うはずの運命を今すぐこの手で消せたなら








今すぐ、オレの頭から、も、も、消えるというのに



いつまでも、癒されないこの気持ちのモヤモヤを







誰でもいいから、今すぐ…




まさに今、消し去ってくれよ




記憶喪失でも、なんでもいいからさ、頼むよ、神様